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平成21年春期 午前問60

コンピュータセキュリティのリスク対策に関する問題。
・リスク移転
・リスク回避
・リスク低減
・リスク保有
の4種類がある。
このうち、リスク保有に該当するものを選ぶ。

・インターネットからの不正アクセスがWebサーバの被害にとどまるので,LAN上の配置は現状のDMZのままとする。
 →リスク保有

・水害を避けるために安全な高台にコンピュータセンタを移設する。
 →リスク回避

・大規模な災害によるシステムの長時間停止に備えて,保険に加入する。
 →リスク移転

・ノートPCの紛失に備えて,指紋認証の機能とPC内に保存するデータの暗号化ソフトを取り入れる。
 →リスク低減

平成21年春期 午前問59

安全性の監査証跡はどれか。
監査証跡の種類は以下の3点。
・信頼性…品質並びに障害の発生、影響範囲及び回復の度合
・安全性…自然災や不正アクセス、破壊行為からの保護の度合
・効率性…資源の活用及び費用対効果の度合

・CPUの性能評価レポート
 →信頼性

・アクセスログ
 →安全性

・計算チェックプログラムの単体テストの結果報告書
 →信頼性

・ソフトウェア導入の費用対効果分析表
 →効率性

平成21年春期 午前問58

ヒアリングに関するシステム監査人の行為について。

・システム監査人は,監査対象部門に関係する管理者の中からヒアリングの対象者を選ぶ。
 →被監査部門の管理人に対して行うものですね。

・ヒアリングで被監査部門から聞いた話を裏付けるための文書や記録を入手するよう努める。
 →裏付けは必要ですね。コレが正解。

・ヒアリングの中で気がついた不備事項について,その場で被監査部門に改善を指示する。
 →システム監査報告書にまとめて提出しますね。

・複数人で行うと記録内容に相違が出ることがあるので,1人のシステム監査人がすべてのヒアリングを行う。
 →主観が入っちゃうから複数人でやりますね。

平成21年春期 午前問57

リポジトリを構築する理由について。
詳しくはwikiで。

・各工程での作業手順を定義することが容易になり、開発・保守時の作業ミスを防止することができる。
 →リポジトリは、作業手順を定義するものではない。

・各工程での作業予定と実績を関連付けて管理することが可能になり、作業の進捗管理が容易になる。
 →リポジトリは、進捗管理をするものではない。

・各工程での成果物を一元管理することによって、開発・保守作業の効率が良くなり、用語を統一することができる。
 →正しい。

・各工程での発生不良を管理することが可能になり、ソフトウェアの品質分析が容易になる。
 →リポジトリは、発生不良の管理や品質分析は行わない。

平成21年春期 午前問56

システムの移行計画に関する問題。

・移行計画書には,移行作業で問題が発生した場合に旧システムに戻す際の判断基準が必要である。
 →必要ですね。なので、コレが正解。

・移行するデータ量が多いほど,切り替え直前に一括してデータの移行作業を実施すべきである。
 →事前に移行できるものはやっといたほうがいいですね。

・新旧両システムで環境の一部を共有することによって,移行の確認が容易になる。
 →共有することで確認しにくくなりますね。

・新旧両システムを並行運用することによって,移行に必要な費用が低減できる。
 →旧システム落とせない分維持費が嵩みますね。

平成21年春期 午前問55

SLA(サービス水準合意)に関する問題。
SLAに関してはwiki参照のこと。
略して書かれると何のことか分からんね。

サービス提供にあたって、発注者と提供者の間で交わされたサービス品質に対する合意文書を指す。
ので、「顧客とサービスプロバイダの間で合意されたサービスの目標及び責任範囲」が正解。

平成21年春期 午前問54

教育技法に関する問題。

・一定時間内に数多くの問題を処理させることによって,問題の関連性,緊急性,重要性などに対する総合的判断力を高める技法
 →インバスケット

・日常の開発業務の中で,先輩や上司が個別に指導し,実体験から知識を習得させる技法
 →OJT

・参加者に特定の役割を演技させることによって,各立場の理解や問題解決力を高める技法
 →ロールプレイング

・参加者のアイディアを批判することなく,またそのアイディアから新たなアイディアを導き出そうとする創造的問題解決に適した技法
 →ブレーンストーミング

平成21年春期 午前問53

グラフの使い方に関する問題。

・企業の財務評価などで,複数の特性間のバランスを把握する
 →レーダチャートが適当。

・商品価格の最高値と最安値など,ある期間内に幅のある数値を時系列で表現する
 →浮動棒グラフが適当。

・全支社の商品ごとの売上高の比率など,二つ以上の関連する要素の比率の変化を比較する
 →帯グラフが適当

・年度ごとの売上高の内訳の推移など,要素の変化と要素の合計の変化を比較する
 →積み上げ棒グラフが適当。

平成21年春期 午前問52

5ヶ月、10人での進捗が40人月分。
残工数が48人月。
完了予定まで3ヶ月。

40人月進めるのに、のべ50ヶ月掛かっているので、1人当たりの1ヶ月の仕事量は0.8である。
残工数の48人月を消化するのに必要な時間は48/0.8=60ヶ月。
3ヶ月で終了させるために必要な人数は20人。
つまり、10人の補充要員が必要。

つーか、コレ現実だったらこのプロジェクト破綻してるだろ…。

平成21年春期 午前問51

アローダイアグラムを用いたクリティカルパスを求める問題。
ダミー作業ってなんぞ、というところに引っかかった。
並行作業がある場合に引っ張る、所要時間0時間のラインのこと。

解説はこんなページがあったんで、それで。

ルートは
A(10)→C(10+5)→E(20)→H(10)=55
A(10)→D(15)→F(15)→H(10)=50
B(5+5)→G(25)→H(10)=45
の3つ。

最大55時間なので、所要時間は55時間。

平成21年春期 午前問50

WBS(Work Breakdown Structure)に関する問題。
まぁ、これは日常的にやってるしな。
全体の作業をトップダウン的に分解して各個対応していくって話なので。
「作業の内容や範囲が体系的に整理でき,作業の全体が把握しやすくなる。」が正解。

平成21年春期 午前問49

マッシュアップに関する問題。
ウェブ上に公開されている情報をAPIなどで取得し、加工・編集して新たなサービスとすること。

GoogleMapで地図表示したりとか。
Twitterのタイムラインを引っ張ってきて表示とかも入ってくるんかな。

平成21年春期 午前問48

CMMI(Capability Maturity Model Integration)に関する問題。
米国カーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所で開発されたソフトウェアプロセスの評価・改善のためのガイドライン。

プロセス改善のための基準なので、
「製品やサービスについて,組織が開発と保守やプロセスを改善するのを助ける」
が正解。

詳しくは…この辺で。

平成21年春期 午前問47

スタブはテスト時に使用される代用モジュールのこと。
って、モックオブジェクトとはどう違うん、と思ったら以下のような違いらしい。

モック:
「オブジェクトのメソッドがどう呼ばれて何を返すか」というインタフェースも含めたテストのために使うもの。

スタブ:
テストをスムーズに行うために「あるオブジェクトのメソッドが呼ばれたら、ある戻り値を返す」ために使うもの。

スタブはトップダウンで上から呼ばれる。
ボトムアップ形式のテストで上位を仮の物に置き換えるときはドライバという。

平成21年春期 午前問46

オブジェクト指向の話。
2つのオブジェクトが同じ指示に対して別のサービスをする、と言う特性を何というか。
ポリモフィズムを問うているので、多相性・多態性・多様性と。